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筆の持ち方で文字が変わる!初心者におすすめの基本と応用

知っていましたか?「筆の持ち方」を少し変えるだけで、文字の表情が劇的に変わることを。

「持ち方が分からない」「思うように線が書けない」と悩む方も多いですが、実はとてもシンプルな工夫で改善できます。この記事では、初心者でも分かりやすい「基本の持ち方」と「線質を変える応用の持ち方」を解説します。



この記事で分かること


  • 筆の持ち方の基本

  • 軽やかな線を書くコツ

  • 力強い線を書くコツ

  • 書の表現力を広げる工夫


筆の持ち方の基本(双鉤法・単鉤法)


まずは基本の持ち方から。筆は人差し指・中指を内側に押し、それを親指で外側に押さえ返して持ちます。

三本の指で支えることで、筆が安定します。これを「双鉤法(そうこうほう)」と呼びます。


もうひとつの基本が「単鉤法(たんこうほう)」。人差し指と親指の二本だけで支える方法です。

シンプルですがやや不安定なので、初心者には双鉤法をおすすめします。


双鉤法(そうこうほう)と単鉤法(たんこうほう)の筆の持ち方比較写真
左:双鉤法|右:単鉤法

筆を持つ位置で変わる表現


筆は「どこを持つか」で線の質が変わります。

基本の位置は軸の真ん中より少し上ですが、上や下にずらすことで表現の幅が広がります。



軽やかな線を書きたい時(上方を持つ)


筆の上部を持つと、リーチが長くなり筆が大きく動きます。

そのため、伸びやかで軽やかな線になります。

ただし、少し不安定さも出るので注意が必要です。



力強い線を書きたい時(下方を持つ)


筆の下部を持つと、リーチが短くなりコントロールしやすくなります。

結果として、安定した強い線を出せます。

逆に、軽やかさは出にくくなります。


筆を上方に持つ方法と下方に持つ方法の比較写真(線の表現の違い)
持つ位置 左:筆の上方|右:筆の下方

まとめ


  • 基本は三本の指で支える「双鉤法」がおすすめ

  • 軽やかな線 → 筆の上方を持つ

  • 力強い線 → 筆の下方を持つ

  • 基本位置から上・下に移動するだけで表現が広がる

筆の持ち方を少し工夫するだけで、文字は驚くほど美しく変わります。ぜひ今日から試してみてください。




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