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[よくあるご質問]

よくあるご質問にお答えします。
​書道コース編

Q.「書道コース」と他のコースの違いが分かりません。

A.同じ文字をモチーフとして、使用するお道具(筆・墨など)も同じなので、実は、ほとんどの方が、 同じものと考えています。しかし、現代では、文字のあり方・役割も多様化しています。従って、それぞれの目的に応じて、 学ぶ内容が変わります。

「習字コース」で学ぶ文字は、正しく整った文字、「実用書・筆耕コース」では、看板などのように、正確に伝えるための文字を学び、「書道コース」では、 古典作品の筆法など、技術と共に、歴史や思想なども学びます。

 

 

Q.普段の文字をきれいに書けるようになりたいのですが、書道コースだけの受講では不可能ですか?

A.もちろん可能です。しかし、書道は、一般的に想像される、いわゆる「きれいな字」を書くだけではなく、 歴史的背景や個々の精神性・芸術性など、多様な表現が存在します。それらを知り、味わうことも書道の 楽しみの一つであり、必ずしも「きれいな字」を書くことが目的ではありません。従って、 もし、日常生活で使う文字を美しく書くことを最大の目的とするならば、「実用書・筆耕コース」の 受講をお勧めします。また、「習字コース」は、将来、習字(書写)を教えたい方にお勧めです。

 

 

Q.全てのジャンルを学びたく、各コースを同時に受講したいのですが、可能ですか?

A.もちろん可能です。別のジャンルとはいえ、相互に緊密に関わっているので、様々な角度から学ぶことで、 より深い理解が得られます。

 

 

Q.途中でコースの変更はできますか?

A.できません。各コースはそれぞれのメニューで構成されています。それらを終了された後の コース変更は可能です。

Q.書道の経験者で、仮名を習いたいのですが、基本コースの楷書から受講しなければいけませんか?

A.必ず楷書から受講してください。仮名は、元々漢字から成り立っています。漢字を学習して仮名を学ぶことで、 より理解が深まります。経験者であっても指導者が違うと指導内容のポイントが異なります。 従って習得したい技術レベルも異なるため、当教室の指導内容を最初から受講していただく必要があります。 お稽古では、受講生のレベルに応じて、指導方法が変わりますので、経験者の方も充実した内容で学んでいただけます。

Q.昇級昇段はありますか?

A.ありません。それは、各書道の団体が独自に定めたものであり、書道において共通の指針ではありません。

 

例えば、Aという書道教室で、昇級昇段を目指し、長い年月をかけ、ようやく高段位を得たとします。ところが、どうしても事情があって、Bという書道教室で学ぶことになりました。しかし、B教室では、A教室で得た段位は適用されず、初級扱いとなり、今までの学習が無駄になってしまい、大変悲しく、悔しい思いをした、このような話をよく聞きます。実は、それぞれの団体で、ポイントとなる指導方法も昇級昇段のシステムも異なるのですから当然なのです。それよりも ご自身のペースや個性を大切に、もっと普遍的な、習得すべき書道の技術を確実に学んで欲しいと、切に願っています。

 

Q.子供に書道を習わせたいのですが、子供には教えていますか?

A.申し訳ございません。当書道教室は「大人」のための教室となっております。また、本来「子供の書道」はありません。それは「習字」を指します。「習字」は小・中学校の国語科で学び、「書道」は高校の選択科目の芸術科で学ぶもので、それぞれ習得したい内容が変わり、それらは別ジャンルといえます。

「習字コース」では、「子供に習字を教えることができる」ためのスキルも学ぶことができますので、ご自身のお子さんやお孫さんに、ご家庭で出来る​情操教育として「習字」を教えることもお勧めしております。

 

Q.お手本を書かないとありますが、それはなぜですか?

A.あなたはあなた自身が書いた文字を寸分違わず再現することが出来ますか?例えば、その文字を書いていた時の気持ち、瞬間の筆の動き、書いた日の天気や湿度によって墨の具合も変わり、線の質も変わります。先生であっても、その条件は変わりません。つまり、先生が書いたお手本をその先生が再現することも不可能なのです。先生でさえ、書くたびに違うお手本を、ましてや、使う道具の種類や状態も違う、これから書道を習うという人に「再現しなさい」、というのは、間違った指導方法であると言わざるを得ません。(元々、師と弟子の関係は今よりもっと緊密で、個々への対応が可能でした。しかし、近年では、多くの人に一斉教授をするために、便宜上「お手本そっくりに書くことが良し」となってしまいました。)

それでは、どうすれば良いのでしょうか。答えはとても簡単です。古典をお手本にして学ぶことです。数千・数百年を経て、今も尚、色褪せない、書道史上の名筆古典から学ぶことです。古典入りした名筆は長い年月をかけ、様々に淘汰され、大切に残されてきた普遍の美があります。古典の文字は変わらないのです。その価値は歴史が証明しています。(ただし、初心者が学ぶべき古典と鑑賞に留めるべき古典とあります。書道の学習には、正しい知識が必要となり、それもお稽古で学んでいただきます。)

​*「実用書・筆耕コース」・「習字コース」にはお手本があります。

 

<実際の受講生の声です。ぜひご参照ください。>

 

「この教室で初めて書道を始めました。最初は、筆使いに苦労しましたが、今は、自分でも信じられない程、どんなものでも臆せず書けるようになった気がします。」(60代女性)

「以前、別の通信講座を受講したことがありますが、ただ添削されるだけで、何をどうしたら良いのか全く分からず、すぐ止めてしましました。先生の指導は、解決策を示してくれるので分かりやすく、まるで目の前で指導を受けているようです。」(30代女性)

「書道は敷居が高いと思っていたが、先生は気さくで面白いので、恥ずかしい程、初心者の質問でも何でも聞ける。」(50代男性)

「先生は褒め殺しの達人で、調子に乗って、どんどん書いてしまいます。気が付いたら書けるようになっている。今は、先生に褒められたくて書いてます!」(50代女性)

「毎回、先生の知識量が凄いとびっくりします。なんで、私たちの悩んでいるところが分かるのかもびっくりです。一人一人のことをしっかり丁寧に見て、考えてくれているのが分かるから、書道の事は任せられます。」(40代女性)

「自分のペースで学べるのが良い。仕事が忙しい自分には合っている。」(30代女性)

​「生徒のよろしくないクセをビシッと見抜く、先生の「眼」がすごすぎます。そのクセがなぜ良くないのか、どうやって取ればいいのかを、生徒の力量や経験、性格までを考慮し、実に分かりやすく教えてくださいます。続けていれば、クセが取り除かれ、気づけば正しい技術と知識、その人らしさだけがある、ということになると楽しみに励んでいます。あと、先生の指導はすぐれて論理的、分析的なので、女性はもちろん、男性の方も学びやすいように思います。」(50代女性)

​実用書・筆耕コース編

Q. 何から習うべきですか?

A.当コースでは、まずは、ひらがなを学びます。ひらがなは、たった46文字なので、すぐ習得出来、達成感を感じられます。しかも、日本語表記の70%はひらがななので、上達したことをすぐに実感出来ます。

また、ひらがなと漢字の筆使いは異なります。漢字は常用漢字で2136文字あり(2010年改訂)、漢字の筆使いは8種類(永字八法)に大別出来ます。しかし、漢字造形のルールやパターンを習得するためには、より多くの文字を練習する方が良いでしょう。

Q. どうやって習うのですか?

A.習い方は人それぞれです。ペースや練習量などそれぞれに合った最適の方法を見つけて練習しましょう。

また、本コースでは、各回ごとに課題が決まっています。それを毎月期限内に提出して頂きます。課題は、段階を踏まえ、必ず一定量以上の練習が出来る内容となっています。苦手な文字は復習もして頂くので、気がついたら自然に上達しています。

(課題提出日は各受講生の受講開始日(お申込日)によりスケジュールが異なります。詳細は申し込み時にご案内いたします。)

 

Q. どこで習うのですか?

 

A.どこでも、いつでも、練習することができます。自宅や会社など、ご自身の都合にあわせて、好きな時間に好きな場所で練習することが出来ます。

課題は、A4サイズの練習シートをダウンロード・印刷して取り組むので、場所を取らず、気軽に練習して頂けます。

 

Q. いつから始められますか?

 

A.お申し込み後、すぐに始められます。また、筆文字は、書けば書く程上手くなります。つまり、始めるのが早ければ早い程、文字学習に費やす時間が増えます。ですから、今すぐ始められることをおすすめ致します。

​Q. 道具は何を用意したら良いですか?

 

A.実用書練習は、小筆・墨液・小皿があれば十分です。

他に特別なお道具は必要ありません。

また、練習に使用する紙もご家庭で使うコピー用紙で十分です。

Q. 墨は磨らなくていいのですか?

 

A.もちろん、墨は固形墨で磨った方が良いです。かつて、正式な実用書の場面で使われる紙は奉書紙など、にじみやすい和紙が多く、墨色は、にじまないようにしっかり磨られた濃墨を使いました。しかし、現代では、実用書も洋紙に書く機会が圧倒的に多く、洋紙では墨を吸わないので、墨がにじむことはありません。

つまり、墨を濃く磨る必要がないのです。むしろ、洋紙を使うのであるから、墨液を使う方が合理的と言えます。まずは、筆使いや文字の練習に集中して頂きたく、コピー用紙(洋紙)と墨液を使い練習を行います。

Q. 筆ペンは使っていいですか?

A.筆は、本来、動物の毛、しかも毛先がカットされたものではなく、最初に生えてくる先が尖った毛で出来ています。​これが筆で文字を書く時、様々な動きを可能にします。しかし、全ての筆ペンは動物の毛ではないので、筆の動きが固く、筆で文字を書くことを十分に味わうことは出来ません。従って、筆文字練習そのものには、毛筆を使うことをおすすめします。

もし、どうしても筆ペンを使う必要があるならば、毛筆で弾力をコントロール出来るようになってから使うと良いでしょう。

 

Q. 筆は何を使えば良いですか?また、どこで手に入るのですか?

 

A.良い筆は、やはり書道の専門店で手に入れることが確実です。日本の仮名用の小筆、もしくは、中国の小楷筆で探して下さい。今ならインターネットで専門店の筆がすぐ手に入ります。

(小筆の選び方については、「まいにち美文字習得」全10回のオンライン無料講座」の初回にご案内しておりますので、ご参照ください。)

毛の種類は、イタチ・たぬき・猫など様々で、どれを選んでも構いません。値段も毛の種類やブランドなどでピンからキリであります。ご自身にとって書きやすい筆を探し求めることも書く楽しみのひとつとなるでしょう。

​ちなみに、実用書の小筆の場合は、高価なものを一本持ち、それを使い続けるのではなく、高価でなくても良いので同じ筆を数本持ち、順に使う方が、長持ちします。

 

<実際の受講生の声です。ぜひご参照ください。>

 

「(コロナ禍における)自粛期間中に、家でじっくり取り組むことができたので、実用書を習っていて本当に良かったです。」

 

「いつも細かく丁寧に教えていただき感謝しています。」

「”文字を書くこと”は、文字の形を書くことだと思っていましたが、筆の扱いの方が大切ということが分かりました。筆を使えるようになると文字がきれいに書けるようになったので、自分でも驚いています。」

「現在、仕事の関係で出張先のホテルに長期滞在していますが、仕事以外はすることがなく、場所と時間を選ばない実用書を習っていて、出張中でも自分の趣味教養の時間が持てて、前向きな気持ちになれます。」

「日本人ですが、海外から習っています。海外でも書道教室はあるのですが、なかなか上達しないため、この講座を見つけて通信講座で受講しています。課題や手本はデーターのやり取りなので、助かります。筆使いは難しいですが、上達の実感があります。」

 

「ずっと書道を習いたかったのですが、引越しが多く落ち着いて取り組むことができませんでした。私にとってやっと出会えた講座です。」

 

(敬称略)

​習字コース編

Q. パソコンを持っていないのですが、受講できますか?

A. 動画や課題の視聴・閲覧はスマートフォンがあれば十分です。

Q. 受講するにあたって何か用意することはありますか?

A. 第1部最終回と第2・3部では課題提出がありますので、半紙と墨液、書写用の筆をご用意ください。(指定はありません。お持ちのものをお使いください。筆は講座内にてオススメのものをご案内しております。)

Q. 課題の提出方法を教えてください。

A. 普段、スマホで写真撮影をするように課題を撮り、そのままメールでお送りください。注意点などの詳細は提出時に改めてご案内いたします。

Q. 課題提出締め切りのことを詳しく教えてください。

​A. 課題提出の締め切り日は、各自のお申込日によって異なります。例えば、11月14日がお申込日の場合、毎回の課題が届くのは、毎月14日、課題提出の締め切りは、その30日後(およそ毎月13日)となります。また、この場合、講座の終了は翌年8月となります。詳しい締め切りについては、お申し込み時に個別にお伝えいたします。​

 

Q. 課題提出が出来ない月はどうしたら良いですか?

​A. この講座では、すべての課題に取り組んでいただくことで完結します。そのため、課題提出は必ず行っていただきたく、止むを得ず提出できない月の課題は、次月に提出していただくことになります。(ご相談に応じます)​

Q. 資格がなくても教えられるのですか?

A. 教えられます。民間資格は、場面によりますが、あまり意味をなさないことが知られています。また、従来の一般協会のように資格を発行して、協会内のみで活用できる、というものでもなく、資格にこだわらずに、皆さまの個性を活かす方法で指導者になることを提案しています。しかし、技術に関しては、一定のレベルに達している方が、教える側も教わる側も安心と思われます。そのことを踏まえて、第2・3部を実技メインで行い、これを終了された方のみ受講終了認定制度(無料)があります。

Q. この講座を受講したらすぐに教えられるのですか?

A. 受講生の方々の書歴や指導経験のあるなし、志や熱意で変わってきます。第1部では、主に専門知識を習得していただくことをメインにし、第2・3部では、技術習得を鍛え、すぐに教えられるノウハウを満載しております。お一人ですぐに教えることに不安がある方は、引き続き、サポートの充実を図ってまいりますのでご安心ください。

Q. 教えるつもりはないのですが、習字に興味があります。

A. 大歓迎です。「正しく整った文字」の原理原則をお伝えしておりますので、文字に興味のある全ての方に有用な内容です。ぜひご受講ください。​

 

<実際の受講生の声です。ぜひご参照ください。>

 

「書への溢れんばかりの愛情、熱量をひしひしと感じました。こんな素晴らしい先生に出会えて本当に感謝です。」

「今回、体系的に習字全般の学校教育の中での位置付けや学校外のいわゆる習字教室の現況も知ることができてとても勉強になりました。こういう情報はどこにいても他では知ることはなかったのではと思います。」

「オンライン講座の資料、すばらしいです!!!!!翼沙先生の書道に対する情熱、みんなに知ってもらいたい、やってみて楽しんでもらいたいという気持ちが、その内容とプレゼンの文章からひしひしと伝わってきて、正直、うるっときてしまいました。外国人向けのプレゼンは、外国人のみならず、まず何より私自身にとって、とても良い学びになりました。」

「初めてのオンライン受講で、どんな感じなのかなー?とあまりイメージも浮かばないまま参加させていただきましたが、画面で資料を見ながら先生の講義をお聞きし、資料もとてもわかりやすかったので集中していたらあっという間に時間が過ぎていました!特に点画の組み立て方の部分など、改めて解説していただくことで、わかっていたようであやふやだった内容がクリアになりました。」

「眼から鱗の内容ばかりで面白いです。課題にじっくり取り組んでみたいと思います。」

「この授業を受けて、「子どものための習字教室」の存在について考え方がかなり変わりました。授業で先生がおっしゃっていた通り、一生で一度のあっという間の、子ども時代の一部に関わること、そしてその先の未来にも影響するかもしれない重要性と責任感。この視点が、この講座を受ける前まではまるっきり抜けていました。自分のことを振り返っても、今こうして書くことができていることを思うと本当にその通りです。そして、このような課題で立ち止まって振り返って考えてみて、習字は、表向きは「字をきれいに書くこと」が目的のように見えて、その本質は、生きる力をつけることなのではないか、やり方によってはそういう可能性も秘めているんじゃないか、とも感じています。」

(敬称略/原文のまま)

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