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まいにち美文字習得 オンライン無料講座・ひらがな編(全10回)

【1日目】ひらがな「あ行」

美しい筆文字を書くためのオンライン無料講座「まいにち美文字習得」へようこそ!

この講座は、翼沙書道教室「実用書・筆耕コース」テキストの「基本練習・ひらがな」メニューより作成したものです。

 

本日は、ひらがなの「あ行」を練習しましょう!

 お道具や持ち方などの説明です。クリックしてご確認ください。

まずは、本日の動画をご確認ください!

動画は、テキストを見ながら、実際のスピードで書かれています。筆の動きや間合いなどをしっかり見て、何度も繰り返し練習してください。

まずは、ひたすらゆっくり書いてみましょう!

<ポイント>
筆で書く時は、毛部分を開いたり閉じたりする上下運動が加わります。これが硬筆との最大の違いです!
(筆の動きを確かめながら書いてみましょう。)

*【お道具はお持ちですか?】このページ上方の【練習を開始する前に】ボタンをクリックしてご確認ください。

*書き方のポイントや改善点などはこのページの下方にまとめています。ぜひご確認ください。

*「まいにち美文字習得」講座を受講中の方は、ご登録のメールアドレスに学習内容を順番でお送りいたします。

​*最新の動画やご案内が届きます。ぜひYouTubeのチャンネル登録をお願いいたします!

お手本付きなぞり書きシートを印刷して練習しましょう!

↓本日の練習シートはこちらからダウンロードしてください。

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まずは筆文字(実用書)の基本について確認しましょう!

実用書は、「暮らしの中の書」などと呼ばれることもあるように、日常生活においてよく使われる筆文字です。定義は、時代や立場などによって多少変わりますが、大きなポイントは「正確に・読みやすく・伝わりやすい文字」と言えます。

文字の書体は、「楷書・行書・草書・隷書・篆書」の5種類あります。その中で、実用書は、今日の正式書体(読みやすく公の場で用いられることが多い書体)である「楷書」が主に書かれます。(手紙など、楷書を少し崩した行書で書かれることもあります。)そこで、実用書では、楷書体を学ぶことになるのですが、「ひらがな」は漢字ではないので、楷書の書き方が全て当てはまる訳ではありません。そのため、実用書でひらがなを書くために、少し工夫をしなければなりません。と言ってもそれは、簡単なことです。筆が入る最初の角度をおよそ45°にすることです。

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硬筆で文字を書く時は、線の乱れなどを考える必要はありませんね。でも、少し考えて欲しいのですが、硬筆で文字を書く時、「はねる」ことや「止める」こと、「はらう」などといった、動きも必要がないはずです。でも、文字は、筆で書かれてきたために、現在の形になりました。筆で書いてきたからこそ、「はねる」「止める」などといった文字を書く際の基本的なルールが出来たのです。つまり、文字を習得するためには、筆の扱いを知ることが近道なのです。

それでは、ひとつずつ、丁寧にゆっくり確認していきましょう!
目次
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ぜひ、先に練習シートをダウンロード&プリントアウトし、ご自身で実際に練習してからチェックしてみてください。
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一言アドバイス

A 右手で右方向に回転する時は、自然に右上がりになります。そのため、勢いよく回転させないよう気をつけましょう。

B 一画目の起筆をおよそ45°になるようにして、二画目を目指して少し反らせるように書くと動きがでます。

C はらいは、サッとはらうのではなく、紙に接している筆の面積を少しずつ減らしていくイメージでゆっくり筆を持ち上げていきます。

D 空間が閉じると文字が暗くなり、小さく見えます。文字内の空間も意識してください。三画目の起筆の位置に注意します。

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一言アドバイス

A 二画目の角度は一画目の角度と呼応するイメージで書くと良いです。

B ここは止まる箇所です。下の文字と連綿(繋がる)する時、この角度で書かれることもありますが、実用書のひらがなは単体で書かれます。

C 二画目を書き始める位置に注意してください。

D 良いバランスで書かれています。

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「う」まとめ.jpg

一言アドバイス

A カーブでは、筆を少し引き上げて、方向転換しやすくすると書きやすく、造形も引き締まります。

B 点画はリズムよく繋げてください。書かれていない箇所も繋がっているイメージです。カーブでもすぐに内に入らないで、少しまっすぐな箇所を作ると造形が安定します。

C はらいは、サッとはらうのではなく、紙に接している筆の面積を少しずつ減らしていくイメージでゆっくり筆を持ち上げていきます。

D 良いバランスと筆つかいで書かれています。

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一言アドバイス

A 硬筆のようにずっと同じ圧力をかけて書くのではなく、筆を上下に押さえたり引き上げたりして弾力を使って書くようにしてください。

B これも硬筆のように筆の弾力がなくなってしまいました。一画目の位置が下がると全体がつられて下がるので、一画目の位置は、特に注意して書いてください。

C これも硬筆のように書いている例です。特に終筆では何もしないとバサバサになってしまい、雑に書かれた印象になってしまうので、しっかり丁寧に終筆を整えてください。

D 良いバランスで書かれています。

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一言アドバイス

A 筆圧が強めなことと、墨量が多すぎたのかも分かりません。

B こちらは逆に墨量が少なすぎるようです。適切な墨量は書き慣れていくことで必ずマスターできます。

C はらいは、サッとはらうのではなく、紙に接している筆の面積を少しずつ減らしていくイメージでゆっくり筆を持ち上げていきます。

D 良いバランスで書かれていますが、少し右寄りになりました。二画目の起筆が少し弱く、縦線が不安定になったことも注意してください。

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